Rejoice! エズラ記7

信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2022年9月号より

「そして彼らは七日間、喜びをもって種なしパンの祭りを守った。これは、主が彼らを喜ばせ、またアッシリアの王の心を彼らに向けて、イスラエルの神である神の宮の工事にあたって、彼らを力づけるようにされたからである。」
エズラ記6:22

文字通り紆余曲折があり、ついに神殿が完成します。「ユダヤ人の長老たちは、預言者ハガイとイドのゼカリヤの預言を通し、建築を行なって成功した。彼らはイスラエルの神の命令により、またキュロスとダレイオスとペルシアの王アルタクセルクセスの命令によって、建築を終えた。」(6:14) 天の父の計画は、この方を信じている人だけでなく敵対している人をも用いて遂行されます。

彼らも意識して工事を進めていたとされますが、ユダヤ人が神さまとの関係の中で大事にしてきた過越の祭りの期間に入る前に竣工しています。そして、神殿完成のお祝いをします。「イスラエルの子ら、すなわち、祭司、レビ人、そのほかの捕囚から帰ってきた人たちは、喜びをもってこの神の宮の奉献式を祝った。」(6:16) 幾度となく妨害が入り、中断したり、プレッシャーをかけられたりと散々な道のりにしか見えない再建工事でしたが、神さまの導きがなければ完成を迎えることはありませんでした。

主の宮を建て直したいと1番願っているのは神さまご自身なのです。再建してどうしたいのか。それは人々が神さまの栄光をほめたたえるためです。色々あったけれど神殿が完成したという喜びを一緒に分かち合いたいのです。奉献式の後に過越の祭りを迎え、種なしパンの祭りを彼らは喜びをもって過ごします。22節では「主が彼らを喜ばせ」たいと願っています。

今を生きている私たちは、イエスさまによって一人ひとりが主の宮とされています。私たちの宮はどうでしょうか。彼らが再建着工する前のように壊され、ホコリがいっぱいになっていませんか。廃墟まではいかないけれど、何年も開けていない押し入れみたいになっているかも。点検してみてくださいね。

天の父は私たちにも喜びを持っていてほしいと願っています。聖書には「喜びなさい」と書かれているところがたくさんあります。喜んで終わりではありません。22節の最後「彼らを力づけるように」とあります。私たちが信仰生活でちょっかいを受けたり、プレッシャーを感じるとき、まず喜びを取り戻すことです。そして導かれている神さまのご計画を一緒に進めていく力をいただくのです。 Rejoice!

伝道師 深谷さおり

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