2023年新年礼拝「心を見守れ」

岡崎ホープチャペル発行の週報(2023.1.1)より
聖書箇所: 箴言4章20節~23節

「わが子よ、注意して私のことばを聞け。私の言うことに耳を傾けよ。
 それらを見失うな。自分の心のただ中に保て。
 それらは、見出す者にとっていのちとなり、全身の癒やしとなるからだ。
 何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれから湧く。」
 箴言4章20節~23節

何に気を止めていますか。

私たちは、日々の生活の中にあって何を見張っているでしょうか。私たち日本人の特徴として、人の目を気にする。その場の雰囲気を見張って、本心とは違う行動をしてしまうことがあります。私たちは、自分の心を大切にするよりも人の評価を気にし過ぎてしまい、本当の本質を見失ってしまうときがあります。しかし知恵の書である箴言では、「何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。」とあります。「人の心ではなく、まず自分の心を見張りなさい!」と言うのです。なぜなら、いのちの泉はこれ(=あなたの心)から湧くからです!

「心」と聞くと、私たちは何か感情的な思いを潜める場所、気持ちや感性的なニュアンスを持っている場所のように思います。しかし、ここで言うヘブル語の「心=レーヴ」とは、感情的なことではなく、むしろ頭で考える「知性的な面」「理性的な心」のニュアンスが強いことばです。つまり、「思考」とか、「考え」をつかさどる部分のことを意味しています。そしてその「心=思考」が、私たちの「行動」を支配しているのです。もし、この心の中で否定的な考え方をすれば、否定的な生き方をすることになるし、この心で神のみことばを見出すなら、みことばが生きてあなたの行動を導くことになるのです。パウロもローマの手紙の中で、同じことを言っています。

「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」
 ローマ人への手紙 12章2節

「この世と調子を合わせてはいけません。」とは、直訳では「この世の鋳型にはめこまれてはいけません」という意味です。つまり、神さまを認めない、神さまのみこころを知ろうとしない世の考え方、思考の型に、あなたの考えをはめこまれてはならないということです。これが箴言4章23節で言う、「あなたの心を見張り」ということでしょう。そして続けて「むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。」とあります。自分の「思い」「思考」を意図的に、自覚的に、神さまの思いに照らし合わせることによって、自分の行動を聖霊さまによって変えていただきなさいと言うのです。

新年にあたり、「まず自分の心を見守る」ことから始めてみましょう。

何か葛藤があるなら、何か不安があるなら、何か納得できないことがあるなら、何かこの世の考え方に影響されてしまうなら、、、まず、みことばから神さまの考えを見出すことに、思考を向けていきましょう!そこに、いのちがあり、癒しがあり、心を新たにすることで私たちの行動が新しくされていきます。ハレルヤ!

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