年末感謝「あなたの心を見守れ」

岡崎ホープチャペル発行の週報(2023.12.31)より
聖書箇所:箴言 4章 20節~23節

「わが子よ、注意して私のことばを聞け。私の言うことに耳を傾けよ。
 それらを見失うな。自分の心のただ中に保て。
 それらは、見出す者にとっていのちとなり、全身の癒やしとなるからだ。
 何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれから湧く。」
箴言 4章20節~23節

今年の一年もあっという間でしたね。2023年の新年礼拝に選んだみことばが、ついこの間の様な気がします。人はみな、心を持っています。心は、その人の人格、行動、愛を形にしていく大切な霊的な器官です。目には見えませんが、心にある思いから、決断や行動、ことばが発せられます。だからこそ、みことばには「何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。」とあるのです。

「心」と聞くと、私たちは

何か感情的な思いを潜める場所、感性的なニュアンスを持っている場所と考えがちですが、ここで言うヘブル語の「心=レーヴ」とは、感情的なことではなく、むしろ頭で考える「知性的な面」「理性的な心」のニュアンスが強いことばです。つまり、「思考」とか、「考え」をつかさどる部分のことを意味しています。その「人の思いを図る部分」が、私たちの「行動」を支配しているのです。もし心の中で否定的な考え方をすれば、否定的な生き方をすることになるし、もし心の中で神さまのみことばを見出すなら、からだ全身の癒しとなると聖書は言うのです。パウロもローマの手紙の中で、同じことを言っています。

「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」
ローマ12:2

「この世と調子を合わせてはいけません。」とは、ここでの直訳で言うと「この世の鋳型(たい焼きを焼く時に使う金型のようなもの)にはめこまれてはいけません」という意味です。つまり、神さまを認めない、神さまのみこころを知ろうとしないこの世の考え方、思考の型に、あなたの考えをはめこまれてはいけないよと言うことです。また「むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。」と言います。自分の「思い」「思考」を自覚的に、神さまの思いに照らし合わせることによって、自分の行動やことばを変えていただきなさいと言うのです。つまり、みことばを心のただ中に保つことによって、みことばがあなたの心を見張ってくださるのです。そして、そこからいのちの喜びの泉が湧くのです。2023年は、みなさんにとってどのような年でしたか。みことばによってあなたの心を守りましょう!ハレルヤ。

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