「町(エペソ)を変える神の力」使徒の働き 学び第33回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2020.12.13)より
聖書箇所:使徒の働き 19章1節~20節

そして、信仰に入った人たちが大勢やって来て、自分たちのしていた行為を告白し、明らかにした。」使徒の働き 19章18節

アポロがコリントにいることを聞いて、パウロはエペソ宣教の働きに集中しました。以前、パウロは「アジアでみことばを語ることを聖霊によって禁じられたので」聖霊さまの導きによりマケドニアへ行くことになります。アジア(エペソの地域)への宣教の道は、その時は閉じられました。しかし聖霊さまはその門をついに開き、アジアに住む者たちはみな、主のみことばを聞くことになりました!(19章10節)。主は、今日も教会と私たちの歩みを導いておられます。

実際にエペソでの宣教の方法は、公の会堂で宣べ伝えられたのではなく、少人数の弟子たちを訓練するように、毎日ツラノの会議室で行われました。最初は聖霊に満たされた12人から始まりますが、その弟子訓練によって2年間でエペソの人々、アジアの人々みなに福音が伝えられます。

神さまは、パウロの手によって驚くべき奇蹟を行われました。

神さまご自身を証しするために、パウロの手や、前掛けまでも用いられます。そのことを通してエペソの人々は変えられていきます。偶像に仕えている者たちが、真の神さまのところへ連れ戻されます。これらのことが起こされたのも、ツラノの講堂から神さまのみことばが伝えられていたからでしょう。神さまのみことばが撒かれ、芽を出し、信じた者たちの上に神さまの力が現されたのです。

そのことにより魔術を行なっていた者たちが捨てた本の量が、銀貨5万枚(五万ドラクマ)であったと記されています。これはどれくらいの価値があったかというと、1ドラクマは成人男性の1日の賃金にあたるので、パウロの時代の五万ドラクマは、成人男性の200年間の給料になります。今の価値でいうと4~5億円です。これは当時の国家予算レベルの額なのです。福音の影響力はそれほど力強く働き、エペソの町自体にリバイバルが起こります。エペソという町が、そこに住む人々の回心によって変えられていきました。福音は私たちを神さまへと立ち返らせ、信仰によって生きるようにさせてくれます。

神さまは、今までの縛られた生活から私たちを解放し、

執着していたものから離れさせ、悪霊の支配から解き放たれ、喜びと賛美をささげる者へと造り変えてくださいます。これが神さまのなされるみわざです。私たちのうちにも、そのことが起こっていることを感謝いたします。岡崎の町が変わることを見て、日本が変わることを見て、祈りましょう!福音は、救いを得させる神の力です。アーメン。

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