「神さまの守りと私たちの備え」使徒の働き 学び第40回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.01.31)より
聖書箇所:使徒の働き 23章12節~22節

そこで、パウロは百人隊長の一人を呼んで、「この青年を千人隊長のところに連れて行ってください。何か知らせたいことがあるそうです」と言った。
使徒の働き 23章17節

パウロの最高法院での演説の後、騒ぎは一層大きくなり、ユダヤ人たちは徒党を組みパウロを殺すまでは何も食べないと堅く決心した(神の前に誓うヘーレム)者40人以上が、心を一つにして集まっていました。この誓いは「もし我々がパウロを殺すことなく飲み食いをするなら、必ずや神が我々に呪いを下されますように。」という堅い意志の表れでした。そして彼らは、パウロを殺すために綿密な計画を立てていました。この世では、サタンが吠えたける獅子のように、食い尽くすべきものを探し求めながら歩き回っている(ペテロの手紙第一 5章7節~8節)とあります。だから私たちはいつも身を慎み、目を覚ましていなければなりません。
だから、私たちは霊的な攻撃に対して備える必要があります。「ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。」(エペソ人への手紙 6章13節)。

しかし、私たちがいつも神さまの前に喜び霊的な攻撃に対して備えたとしても、私たちの備えや戦略には限界があります。

私たちの備えだけでは100%防御できるわけではありません。だから私たちは神さまの守りにより頼む必要があるのです。神さまは、私たちをあらゆる危機から守ってくださる保護者だからです。

詩篇121篇
「見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。」(4節)
「主は、あなたを、行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる。」(8節)

一部の人によりパウロの暗殺計画が進められていましたが、

神さまは彼らの企みをすべてご存知の上で、ひとりの青年によりその陰謀をパウロに知らせます。ユダヤ人たちの陰謀を甥から伝え聞いたパウロは、このことを千人隊長に伝えなければと考えます。そこで百人隊長を呼んで、甥が千人隊長に会えるように取り計らって欲しいと頼みます。しかしパウロは、その理由を百人隊長には言いません。千人隊長だけに陰謀を伝えられるように、慎重に事を進めます。パウロは、神さまを100%信頼していましたが、適切に人の助けを通しても神さまの恵みが施されるように、知恵深く行動しました。神さまに祈ったからと言って、自分のやるべきことをしないというのは知恵深い行動とは言えません。神さまがどのような方か信頼することと、それに答えて知恵深く行動することが、私たちの勝利する秘訣です。ハレルヤ!

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