「原福音」創世記マスタープラン 学び第30回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.09.19)より
聖書箇所:創世記 3章14節~15節

神である主は蛇に言われた。「おまえは、このようなことをしたので、どんな家畜よりも、どんな野の生き物よりものろわれる。おまえは腹這いで動き回り、一生、ちりを食べることになる。わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ。」

①蛇に対するのろい。14節

神さまは男に対して「あなたは、どこにいるのか」と問われました。また女に対しては「なんということをしたのか」と問うています。しかし神さまは、蛇に対して「なぜ、おまえはこんなことをしたのか」と問うていません。神さまは蛇に対してだけは「おまえは、このようなことをしたので」と一方的に断定し、のろいのことばを宣言します。蛇に対しては、何も問われず、ただ罪を断定し、のろいを宣言されます。すなわち、蛇(サタン)に対しては「悔い改めの招き」がないということです。サタンには、救いも、悔い改めも用意されていません。

サタンは自らを神として、最も高い所に自分を置こうとした反逆のゆえに、地を這う、最もいやしめられた状態に落とされます。そして「一生、ちりを食べることになる」と。。。すなわち「ちり」とは、「この世」に属するものを現します。ちりを食べるとは、蛇であるサタンに許されている領域は、この地に属するもの、この世だけということです。また、もし私たちが世にあるものだけを執拗に愛するなら、容易にその者はサタンに食い尽くされてしまいます。

「あなたがたの敵である悪魔が、吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。」
ペテロの手紙 第一 5章8節

②原福音。15節前半

神さまは、サタンと女の子孫との間に「敵意」を置かれました。私たちが置いたのではなく、神さまが敵意を置いてくださったのです。これが福音です。罪の中にいる私たちは、自分の力では、その束縛から離れることができません。そのために神さまご自身が、サタンの子孫と女の子孫の間に「敵意」を置くと言われたのです。

③圧倒的な勝利。15節後半

「彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ。」その神さまの敵意は、サタンの頭を打ち砕きます。それがイエスさまによる十字架と復活のみわざです。サタンは「彼のかかとを打つ。(かみつく)」とあるように、それはメシアに傷を与え、苦しみを与えます。しかしイエスさまの十字架の死は、敗北ではありませんでした。なぜなら、イエスさまは復活されたからです!これが世の方法ではなく、神さまの計画でした。サタンの策略に対して、それをすべて受けた上で圧倒的な力をもって勝利されました。このメシアの圧倒的な勝利の上に、私たち教会は建てられているのです。ハレルヤ!

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