「良い働きを始められた方」完成を目指して:学び第1回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2022.9.4)より
聖書箇所:ピリピ人への手紙 1章1節〜6節

「あなたがたの間で良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださると、私は確信しています。」
ピリピ人への手紙 1章6節

パウロはピリピの聖徒たちのことを思うたびに、

いつも感謝し、彼らのために祈るごとに、いつも喜びで満たされました。なぜならピリピの聖徒たちが初めの日から今日に至るまで、同労者として、いつも福音のために働いてきたことを知っているからです。彼らは迫害や困難な中にあっても教会開拓の働きに務め、経済的援助をもってもパウロの伝道を支えてきました。パウロがピリピから離れテサロニケに行ったときも、彼らはパウロに贈り物をしました。またパウロがアテネを通ってコリントに着いたときも、ピリピの教会だけがパウロの働きを覚えて再び経済的援助をしています。そしてパウロが獄中の中にある今も、ピリピの教会はその働きを支援し続けているのです。

そんなピリピの教会は、パウロにとって特別の存在でした。彼らのことを「私の愛し慕う兄弟たち、私の喜び、冠よ。」(ピリピ 4:1)と告白しています。パウロにとってピリピの教会は喜びであり、励ましであり、そして誇らしい冠のような存在でした。そんな愛する兄弟姉妹を思いパウロが語ったみことばが「あなたがたの間で良い働きを始められた方は」(6節)です。

まずその「良い働き」とは何でしょうか?何かのミニストリーを開始したことでしょうか。新会堂の建築のことでしょうか。そのことも感謝ですが、ここで言う「良い働き」とは、あなたがたの「新生」のことです。あなたがイエスさまと出会って新しく生まれたことです。聖霊さまの働きによって罪の奴隷だった私たちが、イエスさまを主と告白して生まれ変わることです。

イエスさまを、私の「主」と告白した人の中には、すでに聖霊さまの働きが始まっています。

私の内にも、あなたの内にもその働きは始まっています。そしてその働きは、今日も、この瞬間も、今あなたが朝食を食べながらメッセージを聞いていたとしても、聖霊さまの良い働きは続いています。その聖霊さまの働きを通してピリピ教会の開拓の働きはスタートしました(使徒16:6~10)。ひとりの紫布の商人ルデヤから始まり、占いの霊につかれた若い女奴隷に対しても聖霊さまは働かれます。そしてピリピの開拓宣教の中で一番良く知られている獄中での解放です。
「牢獄の土台が揺れ動き、たちまち扉が全部開いて、すべての囚人の鎖が外れてしまった。」(使徒の働き16章26節)

そのあと、そこの看守の家族の皆が救われるという聖霊さまの働きがあります。その良い働きは、すべて聖霊さまから始まります。そしてそれを完成させてくださるのも聖霊さまです。しかしそのために聖霊さまの導きに応える人が必要です!その働きは今も変わりません。岡崎から全世界へ!やがて完成される時を確信して、ともに喜びを持って福音に生きる者でありましょう。

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