信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2024年2月号より
「はじめに神が天と地を創造された。」
創世記1:1
聖書の価値観は、「はじめに神が」からスタートします。私たちの人生の生きる目的も、生きる理由も神さまから始まります。私たちは何の目的のために存在し、生きているのでしょうか？
私たちの限られた人生、時間、毎日の歩み。。。そのすべてに目的があり、自分の存在に価値を見出していくなら、私たちのやるべきことはシンプルになっていくかもしれません。目的を持った、いや目的を知っていく人生は、私たちの生き方を変革していくことでしょう。
私たちの生きる目的は、いつも自分が中心です。自分の人生だから自分の好きなように生きる。自分のいのちだから、自分がどうなったっていいじゃないかと。私の生きる理由、私の願い、私の目標、私の成功、私の痛み、私たちの生きる目的はすべて「自分」から出発しています。話の中心がいつも自分なのです。
でも聖書はそのようには言いません。私たちのすべての始まりも、目的も、存在する理由もすべて神さまからはじまっているのです。私たちの出発点は、いつも神さまなのです。私たちは神さまによって造られ、そして神さまのために造られました。
私がこうして存在しているのは、神さまがそのように願われたからです。私たちの生きる目的は、神さまから出発しているのです。そのことに気づかないと、人生の目的は決して見えてきません。あなたは自分で自分を造ったわけではないので、何のために造られたか自分でも分からないのです。多くの人が自己実現のために神さまを利用しようとしますが、それは神さまの目的とは異なります。それはサタン(創世記3章では蛇)が言うように、自分が神となっている状態です。この世の偶像は、商売繁盛や合格祈願、安産祈願や結婚祈願など自己実現のために人間が造った神さまです。
私たちの生きる目的は、神さまの目的ために自分自身を用いてもらうことであって、神さまを自分の目的ために利用することではありません。私たちの生きる目的は、神さまの願われている自分へと変えられることであって、神さまを自分の計画に、わがままに合わせることではありません。神さまが私たちに願っている神さまの知恵、計画を知るとき、本当の私たちの人生はスタートします。イエスさま中心の生き方こそ、私たちの生きる目的です。ハレルヤ！
「なぜなら、天と地にあるすべてのものは、見えるものも見えないものも、王座であれ主権であれ、支配であれ権威であれ、御子にあって造られたからです。万物は御子によって造られ、御子のために造られました。」
コロサイ人への手紙1:16
牧師 佐藤耕二