「最後の勧め。その②」1コリント 講解 第27回

コリント人への手紙第1 講解 第27回(2018.07.22)
聖書箇所 1コリント 16章13節~14節

「目を覚ましていなさい。堅く信仰に立ちなさい。男らしく、強くありなさい。 いっさいのことを愛をもって行いなさい。」
パウロはコリントの教会への手紙の最後に、励ましと愛をもって五つの事を聖徒たちに勧めます。

①目を覚ましていること。
②堅く信仰に立つこと。
③男らしく(女らしく)あること。
④強くあること。
⑤愛によって行動すること。

④強くあること。

エペソ3章16節「どうか父が、その栄光の豊かさに従い、御霊により、力をもって、あなたがたの内なる人を強くしてくださいますように」

パウロが言う強さは、外面的な強さ、見栄や虚栄を張ることではなく内なる人が強められることです。
聖霊によって与えられる力、強さです。その揺るぎない確信は、周りの大勢の人の中にいることによって得る強さではなくて、たとえ一人でも神様との関係の中で与えられる力により、強くされることです!
その強さは、精霊さまによって与えられます。

⑤すべては、愛によって行動する

コリント教会が直面したあらゆる問題は、元をたどればすべて愛の欠如から起こるものでした。
パウロはこの手紙の中でいろんなことを勧めてきましたが、そのすべての勧めは「いっさいのことを愛をもって行いなさい。」この一言で集約されるのです。
パウロは手紙の中で彼らを責め、皮肉り、怒りをあらわし、警告してきましたが、それらはすべて神の家族に対する深い愛のゆえであります。
この手紙の一番最後は「私の愛は、キリスト・イエスにあって、あなたがたすべての者とともにあります。アーメン。」とあります。

この手紙で論じられてきたあらゆる問題を解決して余りあるのは、キリストによる愛だけです。
イエスさまの十字架の愛は、現代の私たちに起こる様々な問題を解決する唯一の神の力です!!!

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