エリシャのミニストリー①旧約人物伝 第30回

Ⅱ列王記
旧約聖書 人物伝 第30回(2018.01.14)

エリヤの後継者エリシャ

エリヤの昇天後、エリヤの霊の二つ分を継承し、エリシャを通して神の不思議としるしが大胆に表わされました。
彼は北王国のアハブ、アハズヤ、ヨラム、エフー、エホアハズ、ヨアシュの各王に仕えました(BC.848-797)。
彼の働きはエリヤのような真っ向からバアルやイゼベルと対決するのではなく、周りの人々の必要に彼の信仰で応えるというスタイルでした(エリヤが対決型、エリシャは恵み型)。
偉大な預言者エリヤの後継者として人々の信認を得ていなかったあるとき、エリシャはエリヤの外套を取ってヨルダン川の水を打ちました。
すると水が両側に分かれ、彼はそこを渡ることができました。これを見た人々は「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と証しし、エリシャが正当な後継者であることを認めました。

★私たちが神のために何かをするとき、自分の力が役に立たないことに気付かされます。
大切なのは、「エリヤの霊」=聖霊を受けることです。
そして周りの人々によって「この人には聖霊の油注ぎがある」と明らかにされます。

エリコの水を清める

水が悪く住人には流産が多いとエリコは言われていました。
そこでエリシャが水源に塩を入れ、主のみことばを告げると、水は清められました(2列王記2:19-22)。

★エリコの一番の問題は、水が悪いのに、住みやすいというところでした。
そこで塩による清めが必要でした。私たちは世の塩です。塩気でまわりを清める働きができるのです。

しるしと奇跡(2 列王記 4章)

(1)ある預言者が亡くなりました。
残された夫人は借金のために自分の子供を取られそうになります。
彼女はエリシャに助けを求めました。
エリシャは空の器を集めるように命じ、その器に油を注ぐと、油はつきることなく、すべての器が満たされました。
夫人は油を売って借金の返済をし、その後の生活の糧を得ることもできました。

★私たちも空の器でした。しかし、イエスさまは私たちの内に聖霊を注ぎ、聖霊の油で一杯にしてくださいました。

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