信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2024年4月号より
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者(赦された者、再創造された者)です。古いもの(古い性質、古い生き方)は過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」
コリント人への手紙 第二 5:17
私たちは誰でも、知らず知らずのうちに過去の自分に縛られてしまいます。過去の出来事に、私たちはコントロールされやすいのです。サタンは、私たちを無意識のうちに古い性質・過去で縛り、コントロールしようとしてきます。それらをキャンセルする意識を絶えずもっていることは、とても重要なことです。
私たちの古い性質の一つは、罪責感から来る「責め」です。
罪責感があるので自分を責め、人を責めるのです。それは、自分を正当化しようとすることの裏返しでもあります。それはアダムとエバが罪を犯したときに、真っ先に責任転嫁したことと同じです。でもそんな２人に、神さまは皮の衣を着せてくださいます。
私たちは誰でも自分の過去と無縁ではありませんが、その過去の虜になる必要はありません。私たちはイエスさまの十字架の血潮によって赦された者です。神さまの赦しは、私たちの過去によって制限されるものではありません。ハレルヤ！
二つ目の古い性質は、「怒り」です。
私たちは、過去に受けた傷による怒りや、憤りで縛られています。怒りを手放す代わりに、心の中で何度も反芻して蓄積してしまう。過去の痛みの中にとどまることにより、人を傷つけてしまう以上に、自分自身を傷つけてしまうのです。
私たちは怒りを治めるべきです。その心の痛みに執着すべきではないのです。イエスさまの十字架の前に、その怒りを置きましょう。
三つ目の古い性質は、「恐れ」です。
恐れのある人は、何か新しいことに挑戦することを避けてしまいます。隠れ、逃げてしまうのです。
「彼は答えた。『私は園で、あなたの声を聞きました。それで私は裸なので、恐れて、隠れました。』」創世記 3:10
罪から来る恐れは、神さまから自分を遠ざけてしまいます。過去の奴隷となってはいけません。
神さまが私たちに望んでおられるのは新しい生き方です。神さまの全き愛は、恐れを締め出します。愛は受け取る者に注がれます。
ハレルヤ！
牧師 佐藤耕二
日本語訳聖書は「聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会」を使用しています。